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2009年本屋大賞「告白」 [book&comic]

ぷっスマ好きだったのになぁ・・・
エガちゃんじゃないんだから・・・

告白

告白

  • 作者: 湊 かなえ
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2008/08/05
  • メディア: 単行本

遅ればせながら、今年の本屋大賞を受賞した「告白」の簡単レビューです[本]


いやあ・・・怖い本でした[がく~(落胆した顔)]
これまでの本屋大賞受賞作品と大きく異なるのは

「読後の爽快感がゼロ」

ということですね。
誰も幸せになれず、救われず・・・
読後はどっと、いや~な気分になります[バッド(下向き矢印)]
終始、恐怖と嫌悪感に付きまとわれながらも、ページをめくる手が止められない
といったところでしょうか。
あっという間に読んでしまいました。

著者の湊かなえさんは、本作がデビュー作。
ひとつの事件を章ごとに、語り手を変え、表現方法を変え
徐々に真相を浮き彫りにしていき、衝撃のラストへ持って行く。
デビュー作とは思えぬ筆致と、文章の構成力だと思います。

何かのインタビューでおっしゃってましたが
「この作品が代表作にならないように、これから頑張りたい」と。
この作品は内容の過激さゆえ、好き嫌いが非常に分かれるところではありますが
ミステリ(といっていいかは微妙ですが・・)としては十分楽しめたので
湊さんの次回作に期待したいと思います。

さて、過去の本屋大賞受賞作は全て映像化(映画化orドラマ化)されていますが
(ゴールデンスランバーは、堺雅人&竹内結子で映画化決定!)
本作はどうなるでしょうかね(^^)
されるとすれば、かなりの「問題作」になることは間違いなさそうです(笑)

満足度:★★★☆☆

それでは今日はこのへんで[犬]

[本]過去の本屋大賞受賞作品[本]
2004年
博士の愛した数式

博士の愛した数式

  • 作者: 小川 洋子
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2003/08/28
  • メディア: 単行本

2005年
夜のピクニック

夜のピクニック

  • 作者: 恩田 陸
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2004/07/31
  • メディア: 単行本

2006年
東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~

東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~

  • 作者: リリー・フランキー
  • 出版社/メーカー: 扶桑社
  • 発売日: 2005/06/28
  • メディア: 単行本

2007年
一瞬の風になれ 第一部  --イチニツイテ--

一瞬の風になれ 第一部 --イチニツイテ--

  • 作者: 佐藤 多佳子
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2006/08/26
  • メディア: 単行本

2008年
ゴールデンスランバー

ゴールデンスランバー

  • 作者: 伊坂 幸太郎
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2007/11/29
  • メディア: ハードカバー

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コメント 2

うめちょりん

告白・・・興味はあったのですけど、読後感爽快を希望につき…悩みドコロです。面白いですか・・・そうですか・・・でも、やっぱ嫌な気分にはなりたくないなぁ。(笑)
夜中に酔って「ばかやろー」とか言いながら歩いてる人なら、ほぼ毎日うちの横を通るのですけどー。タイホ?^^;
by うめちょりん (2009-04-24 22:03) 

chinoji

うめちょりんさんへ

コメントありがとうございます♪
あ、興味を喪失させてしまったようですみません・・・(笑)
そうですね、内容が内容なので評価も好き嫌いも
分かれる所です。
正直、この作品が本屋大賞に選ばれたのもちょっと意外な感じでした。
でもやっぱり面白いです。久々に手が止まらない本でした。

ほんと、明日は我が身!お酒はほんとに怖いと思いました・・・
それにしてもちょっと大げさな気がしますね(^^;)
草なぎくんキャラが結構好きだったので、しばらく見れなくなるの
さみしいです。。。
by chinoji (2009-04-25 08:53) 

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